一部市区町村などの自治体では引越しにかかる費用や毎月の家賃を自治体が助成してくれるという美味しい制度があるのです。東京23区、神奈川に助成があるかどうかを下記にまとめてみたので是非とも確認して下さい。引越し料金を安くするためにも、該当の自治体に住んでいる人は活用しましょう。
残念ながら平成28年度の募集が終了している自治体もあります。募集が終了している場合は、平成29年4月以降の募集開始を待ちましょう。
1.新宿区
転入・転居に当たり無料で補助金を出してくれる、「子育てファミリー世帯居住支援」とすでに新宿区に住んでいる人向けに家賃を補助してくれる「民間賃貸住宅家賃助成」の2つがあります。
「子育てファミリー世帯居住支援」
新宿区に転入・転居する場合、最大80万円まで無料で助成してくれます。助成の種類は、区外から区内への引越しの際の「転入助成」、新宿区内の引越しの際の「転居助成」の2つがあります。いずれも、限定30世帯までで、中学生以下の子どもがいる世帯であること、家賃18万円以下であること、所得制限などの条件があり、賃貸契約や引越しを行う前に申請書書を提出する必要があります。詳しくは新宿区ホームページを参照して下さい。
引越し代の実費を最大20万円まで助成
引越し代の実費を最大20万円まで助成
>(参考)新宿区公式ホームページ
子育てファミリー世帯居住支援(転入転居助成)
民間賃貸住宅家賃助成
既に新宿区に住んでいる人向けに最大180万円まで無料で助成してくれます。助成の種類としては、学生及び勤労単身者向けと子育てファミリー世帯向けの2つがあります。18歳から28歳までの「学生及び勤労単身者向け」は30世帯限定、中学生以下の子供がいる「子育てファミリー世帯向け」は50世帯限定で毎年1回10月頭に募集をしています。詳しくは新宿区ホームページを参照して下さい。
>(参考)新宿区公式ホームページ
民間賃貸住宅家賃助成
2.千代田区
新婚・子育て世帯で、千代田区内の賃貸住宅・マイホームへの住み替えをする場合に毎月最高8万円、最長8年間まで無料で助成してくれます。5年以上千代田区内に住んでいる親がいる世帯向けの「親元近居助成」、千代田区内に1年以上居住している「子育て世帯向けの区内転居助成」の2つがあり、それぞれ50世帯募集してます。詳しくは千代田区ホームページを参照して下さい。
>(参考)千代田公式ホームページ
次世代育成住宅助成
3.北区
子どもが2人以上いる世帯で、北区内での引越しの際に最大30万円まで無料で助成してくれます。子どもが2人以上いる世帯で北区に1年以上住んでいることが条件で、住民票上の転居日から1年以内に申請すれば過去の引越しでも遡って助成金がもらえます。詳しくは北区ホームページを参照して下さい。
>(参考)北区公式ホームページ
ファミリー世帯転居費用助成
4.豊島区
子育て世帯に対し子どもが15歳になる年まで、転居後の家賃と基準家賃との差額を月額最大1万5千円まで無料で助成してくれます。ただし、4年目以降の助成金は半額となります。転居後の月額家賃が15万円以下、前年の所得が月額26万8千円以下などの条件があります。詳しくは豊島区ホームページを参照して下さい。
子どもが15歳に達した日の属する年度まで助成
>(参考)豊島区公式ホームページ
子育てファミリー世帯への家賃助成制度
5.目黒区
18歳未満の子を持つ子育て世帯に対し、月額2万円を最長2年間まで無料で助成してくれます。毎年1回7月頭に募集をしています。目黒区内に1年以上居住して、月額家賃が16万円以下が条件となります。詳しくは目黒区ホームページを参照して下さい。
>(参考)目黒区公式ホームページ
ファミリー世帯家賃助成
6.板橋区
新婚・子育て世帯に対し、区立住宅の家賃を月額3万円を最長3年間まで無料で助成してくれます。子育て世帯に該当する場合、小学6年生以下の子どもに加えて、18歳未満の子どもが1人いる場合は月額3万5千円、2人以上いる場合は月額4万円となります。助成内容と主な条件は下記の通りです。詳しくは板橋区ホームページを参照して下さい。
>(参考)板橋区公式ホームページ
区立住宅 新婚・子育て支援制度
7.番外編:横浜市
引越しの記念(市外からの転入のみ)にサツキ、アジサイ、キンモクセイなどの苗木を無料でもらうことが出来ます。年に2回(5月頃、10月頃)配布します。インターネット、はがきで申込みします。引越し以外でも子どもの生誕、保育園・幼稚園入園、小学校入学、成人等の各種記念にもらえます。
>(参考)横浜市公式ホームページ
人生記念樹配布事業
最後に
東京・神奈川では、上記以外の自治体は残念ながら引越し・家賃の助成を行っていないようです(障がい者や高齢者向けは除く)。過去には台東区もやっていたようですが、打ち切りとなってしまいました。
平成29年度(2017年4月以降)の助成はまだスタートしていないので、これから制度が変わる可能性もあります。募集は短期間となっている自治体が多いので、引越しを考えている自治体の公式ホームページ情報を良く読んでください。
また、最新の引越し・家賃助成については下記のページが詳しいので参考になりますよ。本記事と合わせて確認してみてください。
引越し費用が足りないときに使える8つの対策とタダで貰える助成金一覧